リスクを最小限に抑えるには、記載の仕方などにちょっとした工夫をするとだいぶ違います。以下にそれをまとめています。
断定口調は避ける
明確でない事項や、例外があり得る事項については、断定的な口調・記載は避けるようにしましょう。
ただし、多用はしないようにしましょう。それだけ内容が不明確になります。特に法律上表示義務がある部分では明確性が要求されることがほとんどですので、注意するようにしてください。
- 「原則として、○○」
- 「○○円~」
- 「○○もあり得ます」
迷ったら他の同サイトをいろいろ見てみる
わからなかったり、何も思いつかない時には、似たようなものを提供しているサイトを見てみるのが良いでしょう。もちろん、そのままコピペしたらダメですが。
法律の目的は「フェアな取引~やや消費者保護向き」
法律の目的は、フェアな取引を実現することです。ですので、何がフェアなのかを考えてみて、内容や記載を決めると良いでしょう。
一方で、法律がやや消費者保護向きです。それは、事業者よりも消費者の方が多いですし、立場が弱いとされているからです。業界団体などが政治的力を発揮している場合は別なのですが。
相談することを厭わない
書き方がわからなかったりした場合には、相談できる人に相談すると良いでしょう。モールに出店していれば、ECコンサルタントなどもいるでしょうし、弁護士などと顧問契約を結んでいる場合にはそちらに相談するのも良いでしょう。
ある程度のリスクは覚悟する
サイト上の記載などをいくら工夫したところで、完璧なものはありません。それ以上に書いたことがすべて法的に認められるとも限らないです。あくまで最小限のコストで最大限のリスク低減をするという基本目的のためにサイト上の記載をするようにすると良いように思います。
最大限のセキュリティホールは、「人」
最大限のセキュリティホールは、「人」ですので、なるべくシステム化をした運用を心がけると良いでしょう。システムをきちんと作って運用している場合、間違いも起こりにくく、規約なども固定化できますので、リスクが減ります。
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